ポストスタディーワークビザ/Post Study Work Visa
Post Study Work Visaについて
ビザの内容
- このPost Study Work Visaという特別なビザはニュージーランドのNZQAが認める専門学校や大学で規定の学位を取得した方が申請ができるワークビザの一種です。このワークビザは雇用主の縛りがないオープンワークビザという特別なワークビザなので、どの会社でも働く事ができるという非常に便利なワークビザです。通常、学位のレベルや地域によって1年から3年のワークビザが取得でき、雇用主にとっても簡単に雇用できる事から外国人にも就職のチャンスがおおいに広がります。この雇用期間の間に雇用主に認められ、正式なワークビザへ移行、または永住権へジャンプアップする事も可能です。
- また、レベル9以上のコースや長期人材不足職種リストにあるレベル7の学士号やレベル8のコースに就学する方は、その配偶者にもワークビザが発行され、また同行する子供は無料で学校に通学できるという非常に珍しいビザでもあります。因みにお二人の子供の学費が無料になると言う事は、約NZ$30,000相当の学費が無料になるという意味です。また、配偶者の方が仕事をすれば生活費の足しになる、という夢のようなワークビザでもあります。
- このワークビザはオークランドでコースを就学した場合と、オークランド以外でコースを就学した場合では、ポストスタディーワークビザを取得できる期間が変わります。そのため、少しでも長くワークビザを取得したいという方はオークランド以外の都市での就学を考えるのも良いでしょう。
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コースレベルとPost Study Work Visa
Post Study Work Visaを取得するまでの道のりを分かりやすく図解しています。まずは英語力をつけ該当の専門コースへ進学し、1年〜3年のPost Study Work Visaをゲットしましょう。その後、正規のワークビザから永住権を取得した方も多くいます。
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Post Study Work Visa (期間と申請条件)
オークランドで就学した場合と、それ以外の都市で就学した場合のPSWV取得期間の比較です。コースによっては1年多く取得できる事を理由に地方都市の学校で就学する方もいます。真剣に永住権取得までお考えの方はPSWVは少しでも長く取得する事をお勧めします。その期間中にサポートしてくれる企業を見つけましょう。
修了したコースレベル | 就学期間 | オークランドで 就学した場合 | それ以外で 就学した場合 |
学士号(Bachelor)Level7、若しくはそれ以上のLevelのコース | 1年〜3年間 | 3年間 | 3年間 |
Graduate Diploma Level7 | 1年間 | 1年間 | 2年間 (*3) |
Graduate Diploma Level7でOccupational Registrationが必要となるコース(*1) | 1年〜2年間 | 2年間 | 2年間 |
その他のLevel7のコース | 1年間 | 1年間 | 2年間 (*3) |
Level4〜6のコース | 2年間 (*2) | 1年間 | 2年間 (*3) |
(*1) 特別な登録が必要になる職種に関連すると認められたGraduate Diplomaを修了した場合に、合計2年間のPSWVを申請出来ます。保育士や学校の先生として働きたい方がTeaching Councilに登録するなどがこれに該当します。
(*2) Level4〜6の就学期間・内容については以下の様になります。
・一つのコースの場合は最低60週間以上
・二つのコースでの就学の場合は、一つのコースが最低30週間以上
・二つのコースでの就学の場合は、二つ目のコースのLevelが一つ目より高いLevelである
(*3) オークランド以外での就学ではコースを2021年12月31日までに修了出来た場合、PSWVの2年間に申請可能
高いレベルのコースへ留学する方には、特別な「家族優遇特典」が受けられます。
対象になるコース | *Level 9〜10のコース *Level7の学士号、Level 8のコース:移民局のLong Term Skills Shortage Listの職種に合致したコース |
特典1 | コース終了後には3年間のオープンワークビザが取得できます。 |
特典2 | 同伴の配偶者にもオープンワークビザが取得できます。 |
特典3 | 同伴のお子様は現地学生と同じとなり、無料で就学できます。 |
特典4 | ご自身は在学中に週20時間までの就労ができます。 |
この「家族優遇特典」はあまり知られていませんが、この特典を利用すればかなり留学費用を節約する事ができると同時に、お子様にもNZの教育機会を無料で経験できます。実際に、この特典を利用した場合のサンプル例で計算してみましょう。やはりお子様の学費が無料になる事と、配偶者が仕事をできる事は大きなポイントです。かなり大雑把な試算ですが、お二人が何らかの仕事をする事ができ収入が得られるのであれば、年間$12000ドル位の予算で夢の留学生活が可能かもしれません!
項目 | 内容 | 支出 | 収入 |
レベル8以上のコース費用 | $33000 | ||
週20時間のアルバイト | 最低賃金、税込み | $19000 | |
配偶者の就業 | フルタイム、税込み | $40000 | |
お子様1の学費 | 小学校・学費補助 | ($15000) | |
お子様2の学費 | 小学校・学費補助 | ($15000) | |
住居&生活費 | 4人・1年間平均 | $38000 | |
合計 | $71000 | $59000 |
Post Study Work Visaの具体例
- Level5のDiploma in Cookeryコースで1年間就学した場合:PSWVには申請出来ない
- Level4&5のDiploma in Cookeryコースで60週間以上就学した場合(各コース32週以上):
1年間のPSWVへ申請可能。就学がオークランド以外で、2021年12月末までにコースが修了すれば、3年間の申請が可能 - Level7のGraduate Diploma in Businessで1年間就学した場合:
1年間のPSWVへ申請可能。就学がオークランド以外で、2021年12月末までにコースが修了すれば、2年間の申請が可能 - Level7のGraduate Diploma in Early Childhood Educationで1年間就学した場合:2年間のPSWVの申請が可能(就学場所問わず)
- Level7のBachelor of Businessで3年間就学した場合:3年間のPSWVの申請が可能(就学場所問わず)
- Level7のBachelor of Information Technology with 360 credit以上で3年間就学した場合:3年間のPSWVの申請が可能(就学場所問わず)+パートナーの就労ビザ申請可能+子供の現地学生扱い可能
- Level8のPostgraduate Diploma inInformation Technology で1年間就学した場合:3年間のPSWVの申請が可能(就学場所問わず)
- Level9のMaster of Information Technology で1年半就学した場合:3年間のPSWVの申請が可能(就学場所問わず)+パートナーの就労ビザ申請可能+子供の現地学生扱い可能
申請料
- オンライン申請
- 申請料金:$495
必要書類
パスポート | 滞在期間+3カ月以上の残存期間があるもの |
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レントゲン写真 | NZの指定病院で受診(学生ビザ申請時に提出していれば不要の場合有り) |
無犯罪証明書 | 滞在期間が就学時と合わせて2年以上となる場合。現地でも取得可能 |
資格証明書 | ニュージーランドでの就学を修了した証明書 |
滞在資金証明 | NZ$4,200以上の資金がある事の英文の証明書 |
ビザに関する情報提供について
この情報は一般的に公開されている現時点での情報に基づき作成されています。内容の正確性や信憑性につきましては弊社では一切の責任を持ちません。移民局の方策の変更に伴い内容が随時変更になる可能性がありますので、必ず最新の情報を移民局より取得して下さい。
また、ニュージーランドでは永住権に関する質問や代行業務は、イミグレーションアドバイザーの資格が必要となりますため、弊社ではご質問に対するお答えや代行業務は行っておりません。イミグレーションアドバイザーのご紹介についてはお問い合わせ下さい。